正常な前歯のかぶさり具合は上下の歯の隙間が2~3mmで、それ以上の場合はいわゆる“出っ歯”と呼ばれる状態です。永久歯の前歯が出っ歯になる理由はさまざまな要因が考えられ、主に「歯だけが出ている場合」「上の顎自体も一緒に出ている場合」「下顎の成長が足りない場合」の3つに分類されます。
出っ歯は自然に治ることは難しいため、矯正治療が必要です。歯並び全体を治す場合、開始年齢はいつでも大丈夫ですが、上の顎が出ている場合や、下の顎の成長が足りない場合は、7歳頃から小児矯正を行うことで顎の成長をコントロールすることをおすすめします。
顎の成長コントロールは10歳を超えると難しくなってきますので、低学年の時期に矯正治療を開始されることをおすすめします。